European Chemicals Agency(ECHA・欧州化学機関)は、欧州連合(EU)の化学物質規制であるREACH(Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals)の監督を行っています。REACHは、事業者が使用する有害物質に関する情報の収集と評価の手続き確立を支援し、人の健康と環境の保護を強化することを目的としています。REACH規制は工業用途に限らず、すべての化学物質に適用され、EUでビジネスを行うほとんどの企業に影響します。
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REACHで指定された物質は、SVHC(Substances of Very High Concern・高懸念物質)のリストで管理されるか、リスクが非常に高い場合は制限リストに追加されます。ECHAは半年ごとに新しい物質をSVHCリストへ評価・追加しています。
2024年1月、ECHAはSVHCリストに新たに5物質を追加しました。これによりSVHCリストの収載物質数は235から240に増加しました。コンプライアンスを維持するため、メーカーおよび輸入業者は、すべての製品中のSVHC含有量が重さで0.1%を超える場合に申告が必要です(SCIP〈Substances of Concern In articles or complex objects(Products):懸念物質含有製品情報通知〉を含む)。
ECHAウェブサイトでSVHCリスト全体をご覧いただけます こちら。
今回追加された5つの新規物質と、そのSVHC指定理由、および主な用途は以下の通りです。
REACH拡大により影響を受ける電子部品
Z2Dataのデータベースで完全な含有物質情報が開示されている部品を分析した結果、1,200点以上の部品に今回追加された新規高懸念物質5種類のうち、いずれかが含まれていることが判明しました。これらに該当する部品の多くは以下の通りです。
- サージ吸収素子(トランジェント・ボルテージ・サプレッサー)
- 整流器(レクチファイア)
これらの物質の存在は、電圧アーク発生の防止や難燃性付与のためのコーティング剤由来であると考えられます。
さらに詳細分析では、これら新規5物質のうち1種類のみを含有する部品は非常に少数であり、今回のREACH更新で影響を受ける部品の99%は、5種のうち複数を含有していることが分かりました。特に2種類が、該当部品の99%を占めています。それは以下の物質です。
- CAS番号700-960-7(OAPP)のオリゴマー化・アルキル化反応生成物。主に接着剤、シーラント、塗料、パテ、プラスター、粘土、インキ、一部ポリマーに使用されます。
- もうひとつはCAS番号3147-75-9(221-573-5)で、主にUVインキやコーティング、インキ用途に使用されています。
新しいREACH規制へのコンプライアンス対応方法
REACHのようなコンプライアンス規制対応で最大の課題のひとつは、自社の製品のどの部品が該当するかを把握することです。他社サービスが対応の方向性を示してくれる場合もありますが、Z2DataのCompliance Managerなら、部品単位で影響を数秒で可視化できます。
その仕組みとは? Compliance Managerは、お客様のBOM(部品表)をZ2Dataの膨大な検証データと照合し、製品のどの部品がコンプライアンスに準拠しているか、未準拠のリスク度合いがどれほどかを分析します。これにより、サプライヤへの確認作業に追われることなく、即座にリスク対策へ集中できます。
Z2Dataのホワイトグローブサービスによる完全コンプライアンス支援
製品のコンプライアンス対応において、Z2Dataは一歩先のサービスを提供しています。Compliance Managerは単なるデータ提供にとどまらず、以下のような追加的なホワイトグローブサービスもご利用いただけます。
- サプライヤー調査代行:BOM内の部品に追加情報取得が必要な場合、Z2Dataの専任チームがサプライヤへの問い合わせを代行。得られた情報はCompliance Managerダッシュボードに反映し、即時にリスクリストを確認できます。
- コンプライアンス専門家へのアクセス:Z2Data専任のコンプライアンスアドバイザーが、業界・製品・市場を問わず、お客様固有の課題をサポートします。
Z2DataのCompliance Managerを活用することで、変化の激しいグローバル市場で業務効率と経営品質の大幅向上が可能です。
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