2023年1月6日、中国無錫市のWelnewメッキ工場で火災が発生しました。火災はすでに消火されており、現在までに人身被害は報告されていません。
Wuxi Welnew Microelectronics(「Welnew」)は、長江デルタ地域において2001年7月18日にHainan Huayou InvestmentおよびHong Kong Huide Technologyにより設立されたメッキサプライヤです。Wuxiによると、同社は市場シェアの60%を占め、ピュアSn、SnBi、SnCu、L/F Ag、ZnNiなど、25本の電解メッキ生産ラインを保有しています。
WelnewはInfineon、Vishay、BOSCH、OSRAMなど複数の半導体メーカーへの下層サプライヤであり、各社から今回の火災による一部主要部材への影響について徐々に情報が公開されています。影響が懸念される対象部材にはMOSFET、RFスモールシグナル、LEDドライバなどが含まれます。
Infineonは、本火災に関して、無錫拠点をサポートするメッキ生産ラインが大きく損傷を受けたため、当面は同社の製造パートナーによるサービス提供が停止となる旨を顧客に通知しています。現在、影響を受けたサプライヤと緊密に連絡を取り合い、納品への影響評価を進めています。迅速に短期・中期対策を発動し、この重大なサプライチェーンサプライ状況の解決に取り組んでいます。納品計画はCW3末までに更新され、関係する顧客には従来の方法で個別に通知されます。
- 対象パッケージ:
・SOTパッケージ
Vishayも事件について声明を発表し、Vishay Siliconixのメッキ委託先が影響を受けており、今後納品遅延が予想されると説明しています。現在、Welnew無錫工場でのすべての生産活動は停止しています。対策はすでに開始されており、Vishay SiliconixはWelnewと連携し、Welnew上海で代替生産ラインの再稼働に取り組んでいます。設備設置・認証には完了まで最大5か月を要し、2023年5月に通常生産を再開予定です。この間、1月と2月の納品に支障が生じる見込みです。Welnew上海での準備期間中、Vishay天津工場が代替バックアップメッキ拠点としてサポートを提供し、影響最小化に努めます。
- 対象パッケージ:
・TSOP-6
・TO-236(SOT-23)
・SO-8
・PowerPAK 1212-8
・Thin PowerPAK 1212-8
・PowerPAK SO-8
・1206-8 ChipFET
その他、現時点で公式発表していないが影響が懸念されるTier-1サプライヤには、OSRAM、BOSCH、Alpha & Omega Semiconductor、onsemi、Renesas、Toshiba、Seiko Epsonなどが含まれます。
本件は状況が常に変化しており、継続的にモニタリングを行っています。追加情報につきましては、お問い合わせよりZ2Dataがどのようにご支援できるかご相談ください。